PaperAA!
Washi+ ×あにめのいろは×すてきなまち・赤岡プロジェクト
~赤れんが商家を使ったインスタレーションと映像ワークショップ~
初代赤岡村長の旧邸宅「赤れんが商家」を舞台に、「家」について考えるアートプロジェクト・・・
コロナ禍で感じた「家」の不在感、そして失われようとする伝統工芸・和紙を結びつけて生まれた映像とインスタレーション「Paper House」(作 原啓太)の展示と、ワークショップを通じて地域の人々と制作したコマ撮りアニメ(講師 あにめのいろは)の上演を行います。
〜赤れんが商家/すてきなまち・赤岡プロジェクトとは〜
香南市赤岡町には、幕末の絵師・金蔵によって描かれた芝居絵屏風を夏祭りの夜に商店街へ飾る独特の風習が残されています。この文化を町の風景とともに残そうと、町家の保存・再生に向けた活動を行うとともに、初代赤岡村長の旧邸宅・赤れんが商家を文化交流拠点として活用しています。
和紙の切り絵を使って、コマ撮りアニメを作ってみよう!
スマートフォンなどのアプリを使った簡単コマ撮りアニメ。子どもから大人まで自由な発想でアイディアいっぱいの「赤れんが商家PRアニメーション」を作ってみよう!
コマ撮りアニメーションとは
モノやヒトの位置や角度を少しずつ変えて撮影した画像をつなげてみると、まるで生きているように動き出す、古典的で魅力的なアニメーション技法です。
アイデアから仕上げまでは、シンプルな工程。撮影から編集まではコマ撮りアプリで簡単。和紙の風合い、光や音を工夫して表現を楽しみましょう。
展示作品「Paper House」
「ステイ・ホーム」と呼びかけられ自宅に籠るようになったものの、そこが自分にとって「家」のように感じられなかった。そんな不在感と和紙を掛け合わせて、おとぎ話が生まれました。本作品は、2021年10月に鳥取〈ギャラリー鳥たちのいえ〉にて開催された展覧会「和紙写真、アートの世界」にて初めて展示されました。
【関連プロジェクト】
和紙の原料である「楮(こうぞ)」の蒸し剥ぎ体験をしよう!
アニメやインスタレーションで使用されている「和紙」を原料から学べる機会!
冬の風物詩であるこの作業。どなたでも参加可能です。
楮(こうぞ)のあま〜い匂いを嗅ぎながら、つるっと剥げる気持ちよさを体験してください。赤れんが商家でのイベント開催中、いつでも体験できます。(楮の量に限度があるため、予定している量が終わり次第終了いたします。)
参加アーティスト
ワークショップ・・・まさき まゆこ
あにめのいろは 代表、地域未来こども研究所 主宰。四国の西南端、高知県幡多郡大月町を拠点に小中学校や環境学習イベントなどでアニメーションづくりを軸とした対話を重ねる。滞在制作とドローイング体験の企画・運営から、小才角小学校校舎を再活用したレジデンス施設COSAのロゴやコンセプト作成など世界と心のVisualiser
展示作品・・・原 啓太
俳優。アメリカ・ニュージャージー州生まれ。
東京を拠点とし、舞台・映画を中心に活動している。
2020年にアート・インスタレーション「A LIFE OF PAPERMAN」を初出展。
2021年には短編映画「Paper Thin」を監督する。
主催:Washi+
参加アーティスト:原啓太、あにめのいろは
助成:2022年度高知県芸術祭助成事業「KOCHI ART PROJECTS 2022」
協力:高知工業高等専門学校北山研究室、石山優太、La forêt、Spoon、鹿敷製紙株式会社